ロック復活が期待できるようなアルバムが豊富だった10月。
ここ数年は全米アルバム・チャートにロックアルバムが入ることが少なくなり、ロックファンとしては寂しい時代だな、と感じていました。

そんな中、USのマシンガンケリーやUKのヤングブラッドが台頭してきたことにより、少しずつチャートにロックアルバムが入るようになってきました。
純粋にロックファンとして嬉しいニュースです。

今回はリリース順に書いていきます。

Tickets To My Downfall (SOLD OUT Deluxe) / Machine Gun Kelly

ラッパーのマシンガンケリーがまさかのポップパンクアルバムをリリース。前時代的だ、ラップに飽きたラッパーがノリで制作したんだろう、というレビューも幾つか見ました。

かくいう私も興味本位で聴いてみたんですが、これがすごく良い。

10月の前半は毎日聴いていました。彼の掠れた声と疾走感溢れるバンドサウンドが合っていて、聴いていて気持ち良いんですよね。また適当なノリでも良いのでロックアルバムを制作してほしいな。

ケリーは「俺がロックを救う」なんてかっこいいこと言ってますが、よろしく頼むよ、本当に。エミネムとの確執もリスナーとしては面白いので、たまにネットのニュースを賑わせてくれたら嬉しいです。笑

10 Songs / Travis

UKの国民的バンドTravisの新譜です。私は毎年冬になると「The man who」が聴きたくなるのですが、新譜を楽しみにしているバンドの一つです。

インタビューを読んでいると、ボーカルのフランはここ数年父親業に専念していたようですが、家族愛に溢れているからこそ、優しくてメランコリーな楽曲が制作できるんだろうな。私が好きな曲「My eyes」(Boy With No Nameに収録)も、息子が生まれた時の喜びを曲にしています。

先行配信時からよくリピートしていた「A Ghost」の和訳を読みました。自殺者が増加している昨今の情勢を思わずにはいられないな。その理由とは関係なく、Travisの中でも5本の指に入る好きな曲になりました。

「A Ghost」に関しては、ハッとさせられましたが、全体を通してTravisらしいアルバムでした。こんなに自分の心を穏やかにしてくれるアーティストは他になく、これからもずっと好きなバンドです。

Fake It Flowers / Beabadoobee

beabadoobeeの新譜も楽しみにしていて、配信以来毎日聴いています。
90’sのムード漂うサウンドが私には懐かしく感じられるんですが、若い世代にとってはこれがリアルなんですよね。
ぜひ日本に来日してほしいアーティストです。

UKロックのZ世代についてもこのブログで触れたいな。
来月ヤングブラッドの新譜が出るので、その辺りの話を書きます、多分。

恐らく年内は音楽活動をしないと思うんですが、beabadoobeeを聴いていると、久しぶりにギター弾いて歌おうかな、と思ってしまう。
諸々考え中。