春のお彼岸に、祖父のお墓参りに行ってきました。祖父の御骨は、奈良県の橿原市に埋められています。
孫の中でもトップクラスにお墓参りに参加している私(というか皆ほとんど来ない)ですが、お気軽で誘いやすく、年長ということもあり、毎度メンバーに含まれています。
なぜかそこそこの頻度でお墓参りの時は雨が降っているのですが、今回は曇りで、やや風がある日。そんな天候の中、駅から遠く離れたお墓までバスで向かいました。
お彼岸ということもあり、供えられたお花がどれも綺麗で、花好きとしては、仏花であっても、綺麗に咲いていると嬉しかったりします。
一通りの掃除などを済ませ、最後に「久しぶり〜」と祖父に軽い挨拶をし、手を合わせてきました。
そして翌日、いつも通りスタジオに入り、次回ライブのリハを順調に済ませ、最後の残り時間で曲作りをやりました。
実はここ最近、というか最近どころの話ではなく、2ヶ月くらい曲ができず、苦しい日々が続いていました。所謂スランプなんですが、スランプと認めたくない自分もいて、スタジオに入っては曲を作っていました。しかし、全く思うようにいかず、不貞腐れながら、スタジオを後にしていました。
そんな具合に、数ヶ月新曲ができなかったのですが、お墓参りの後から、なぜか曲ができました。
厳密に言うと、ワンフレーズと少し浮かんだだけですが、それでも、それさえもこの数ヶ月間は出てこなかったので、お!これ!みたいな、感覚を取り戻しました。
祖父は絵画や工作、庭作り、新聞のスクラップなどなど、多くの趣味を持っていた人です。
私が初めて幼稚園の頃に絵画展で市長賞をいただいた時、大阪芸大に入学できた時、卒展を見に来てくれた時…その都度とても喜んでくれました。
私は、成績こそ差ほど良かった方ではななかったものの、こうやって祖父が毎度喜んでくれることが嬉しくて、続けてこれたんです。
その感覚は今でも同じで、周りの人が喜んでくれるデザインや音楽をクリエイティブしていきたい、という思いがあります。
少し話が飛びましたが、祖父がまた私のことを応援してくれたんだなぁ、とスタジオからの帰り道で思いました。
度々絵が描けなくなったり、音楽が作れなくなることはありますが、何だかんだ毎回完成するので、その度に祖父の応援があるのではないか、と思わずにはいられないなぁ。
ありがとう、おじいちゃん。